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調査・観察方法

※写真はクリックすると大きくなります

定点観察(コリメート方式)

望遠鏡にビデオやデジタルカメラを接続して超望遠画像を記録する方式をコリメート方式といいます。
普段の観察はこんな道具でやってます。

  • 双眼鏡を固定して手振れを防止。山肌バックの個体を発見。
  • 双眼鏡から望遠鏡へのスイッチをスムーズに。
  • 望遠鏡とビデオを同一視覚に調整。観察と同時に個体の姿、動きを録画

近年の道具の発達にもよりますが、こういった観察方法はいろんな方の工夫により実用的になりました。
私の道具も多くの人からアドバイスをいただいています。

ビデオモニタリング(1)小型CCDカメラ

 
猛禽類の繁殖状況を巣に近い場所にカメラを設置し、映像を記録する調査手法です。繁殖状況を詳細に記録することができます。
記録方式はハードディスクやDVDなどいろいろありますが、私はVHSテープを用いたタイムラプスビデオが最も安価なので使用しています。趣味でやっているときは電源としてバッテリーをいちいち持ち運んでいます(重い!)

ビデオモニタリング(2)望遠レンズ方式

巣から少し離れたところから繁殖状況を記録するカメラです。
添付の写真では22倍のズームレンズや騒音記録用のマイクを設置しています。
隣の木など近傍に設置できれば小型カメラよりも鮮明な画像が得られます。

繁殖状況の直接観察

猛禽類の巣を離れたところから観察したり、巣の近くに短時間ビデオを置いて繁殖状況を観察しています。
巣を長時間観察する場合は、林内の隙間やカムフラージュテントを利用しています。

木登り・崖降下

巣のある木に登ったり、崖を降りたりする機会が増えています。その目的は様々です。

  • 巣の中の観察による繁殖利用の推定
  • 巣からの改変区域の眺望の確認
  • カメラの設置

今後、巣の補修や人工巣の設置などでますます需要が増えるのでは、と考えています。
今のところ行こうと思って行けなかった巣はありませんが、右の写真のオーバーハングしたイヌワシの巣にトライしたときは手が震えました。
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