箕面川ダムの自然回復                             

 

 明治の森箕面国定公園では,箕面川ダム工事にともなう自然の破壊が計画以前から問題になっていました。
 箕面周辺の森林の表土には大量の種子が眠っており,森林が破壊されたのちには,急速に発芽・成長することに注目し,研究・調査を始めました。ダム工事予定地域の森林表土をまきだして調べた結果,発芽・成長し,植生回復を早める方法であることを確かめました。
 裸地化した貯水池斜面に森林表土をまきだすと,5年後,表土をまいた土地に早々とアカメガシワの優占する低木林におおわれるようになりました。15年後,樹木は大きく成長し,部分的に枯死がおこって次世代を担う樹木が育ちました。

 

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■業務年度:S49~S58 ■発注者:大阪府

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